ショパン国際ピアノコンクールでイタリアの新興メーカーファツィオリの調律師を務めるのが越智晃さんで、同社のピアノは前回のコンクールで選んだピアニストが3位に入るという快挙を成し遂げた。格式あるルービンシュタイン国際ピアノコンクールでは1位~3位のピアニストがファツィオリを選択。いずれの調律を担当したのが越智さんで、創業者で元ピアニストのパオロ・ファツィオリ氏は卓越した耳と調律スキルを持ち合わせていると絶賛。
ファツィオリの透明感のある音に魅力を感じ、現在は同社の調律を務める越智晃さんは鍵盤の調整や、鍵盤と鍵盤を支える金属ピンの隙間を一定にした。続いて243本の弦の張り具合を変えてはピアノが奏でる音をチェック。今回のショパン国際ピアノコンクールでは柔らかく、温もりがあって色気のある艶っぽい音を目指したいと語った。
越智さんは出場するピアニストが調律したファツィオリのピアノを選んでくれるか見守っていたが、目指した温かみのある音がピアニストの嗜好に合致していないようだった。他社では豊かな音量があり響きの良い音を重視し、越智さんは限られた時間で戦略を一から練り直した。グランドピアノの心臓部にあたるアクションを入れ替え、調律を再開。今回の音は太く、大きくはっきりと響く音とし、越智さんもこちらの方がベターだと感じていた。
新たに調律したファツィオリのピアノを選んだのは中国のティアン・ルーさんで、越智さんは選んでくれた人がいたことに安堵した。
ファツィオリの透明感のある音に魅力を感じ、現在は同社の調律を務める越智晃さんは鍵盤の調整や、鍵盤と鍵盤を支える金属ピンの隙間を一定にした。続いて243本の弦の張り具合を変えてはピアノが奏でる音をチェック。今回のショパン国際ピアノコンクールでは柔らかく、温もりがあって色気のある艶っぽい音を目指したいと語った。
越智さんは出場するピアニストが調律したファツィオリのピアノを選んでくれるか見守っていたが、目指した温かみのある音がピアニストの嗜好に合致していないようだった。他社では豊かな音量があり響きの良い音を重視し、越智さんは限られた時間で戦略を一から練り直した。グランドピアノの心臓部にあたるアクションを入れ替え、調律を再開。今回の音は太く、大きくはっきりと響く音とし、越智さんもこちらの方がベターだと感じていた。
新たに調律したファツィオリのピアノを選んだのは中国のティアン・ルーさんで、越智さんは選んでくれた人がいたことに安堵した。
住所: 静岡県浜松市中区寺島町200
URL: http://www.kawai.co.jp/
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