バスケットボールBリーグの横浜ビーコルセアーズに所属する河村勇輝が横浜市内で会見を開き、この秋、NBA米国プロバスケットボール入りに挑戦する決意を述べた。河村は身長1メートル72センチ。広い視野を生かしたパスに加え、スピードを生かしたドライブやスリーポイントシュートなど、得点力も高い万能型のポイントガードできのうパリオリンピックの代表選手に選ばれた。ことし9月にNBAのグリズリーズと契約を結んでシーズン前のトレーニングキャンプに参加する。「このサイズ(身長)でもNBAに挑戦してコートに立つことができると証明して、1人でも多くの小さな子どもたちがバスケットを始めるきっかけだったり、バスケットを頑張れる原動力になればいいなと思っている」と語った。横浜ビー・コルセアーズについては「横浜は本当に大好きな街で、ファンの前でプレーできることが、自分にとって最高の時間で幸せな時間だった」と語った。トレーニングキャンプで実力を認められればNBAと下部のGリーグを一定期間行き来できるツーウエー契約に切り替えることができるという。「必ず夢を実現させて帰ってこられればいいなと思いますし、今はパリ五輪があるのでそこに一番集中して、必ずベストエイトで日本に帰ってこられるように頑張っていきたい」と語った。