自民党の総裁選をめぐり、小泉進次郎元環境大臣が立候補の意向を固めて、周辺議員に伝えたことが明らかになった。日程も正式に決まり、本格的に動き出した総裁選。どのような戦いになるのだろうか。きょう午後JNNが撮影したのは、小泉進次郎氏を支援する議員が会合に向かう様子。こうした会合は連日行われているという。小泉氏はきょうまでに総裁選に立候補する意向を固め、周辺議員に伝えていることが明らかになった。すでに出馬に必要な推薦人20人は確保していて、来週以降に記者会見を行う方向で調整している。その小泉氏を支持する意向の菅義偉前総理。夕方会談したのは同じく出馬に意欲を示している茂木敏充幹事長。会合を終えた茂木幹事長は自ら立ち止まって「日本の将来についてとてもいい話ができた」と述べた。ポスト岸田に向けた動きが活発になっている。けさ自民党で開かれた会合で、来月12日告示、27日投開票とする総裁選の日程が正式に決まった。従来12日間で行われることの多い選挙期間は、現行ルールになって最長の15日間に。またきょうの会合では、お金のかからない選挙戦を目指すとした。実際総裁選に出る候補者や陣営はどのような選挙活動を行うか過去の映像を見てみると、地方票を得るための電話作戦に、候補が訴える政策を周知するためビラ配りも。100万人を超える党員にビラを郵送するだけでも1億円かかると言われ、総裁選へ立候補するにあたっては資金力も必要不可欠だとされている。選挙管理委員会は、告示後の選挙戦を党が管理し、告示前に行う候補者の選挙活動についても抑制的に行うよう呼びかけていく方針を確認した。立憲民主党・岡田克也幹事長「一体どちらの選挙がより中身が充実していてしっかりとしているかと」。一方自民党総裁選の4日前に代表選を迎えることになった立憲民主党。泉健太代表が再選に向けた準備を進める中、枝野幸男前代表は明日正式に立候補を表明する予定。党内からは野田佳彦元総理の出馬を期待する声も高まっていて、与野党ともに次の衆議院選挙を見据えた選挙の顔選びが本格化している。