5月20日、火曜日。選択的夫婦別姓の導入に向け立憲民主党が提出している法案を巡り、自民党は「今国会では結論を出すのが難しい」との認識を示した。自民党・坂本哲志国対委員長は「立憲民主党から出ている法案を検証してみると関係する法律が650以上、そして政省令も2700を超える。当然今国会では難しい」と発言。立憲案では膨大な数の法改正などが必要で検討には時間がかかると主張。これに対し立憲が根拠を求めると、自民は「法律と政省令の数はデータベースに氏と入力してヒットした件数」と回答があった。立憲民主党・辻元清美代表代行は「あたかも選択的夫婦別姓導入が難しい根拠にするということは非常に無責任であるしミスリードするのではないか」と述べた。法務省は立憲案に伴い改正などが必要になる可能性のある法律は4つのみと指摘。自民党は翌日の会見で当初の見解は誤りだったとした。ピースボート共同代表・畠山澄子は「選択的夫婦別姓というのは、夫婦別姓も出来るようになるという選択肢が増えるだけの制度」、「公約に掲げたのであればきっちりと野党連携してほしい」などとコメントした。