きのう入院治療していた歌手の美川憲一さんが会見を開き、闘病中の2つの大病について語った。耳慣れなくても日本人に珍しくないという心臓の病「洞不全症候群」。大ヒット曲「さそり座の女」。そして、歯に衣着せぬ美川節で人気を博し、去年デビュー60周年を迎えた美川さん。今年7月、コロッケさんとのジョイントコンサートでは元気な姿を見せていたが、直後の8月に病に倒れた。洞不全症候群は心拍数が遅くなり心臓の機能が低下する疾患。美川さんはペースメーカーを装着する手術を受けた。さらに、そのリハビリ中に判明したのが難病に指定されているパーキンソン病。1か月半の入院生活を経て、現在はリハビリと体力づくりを行っているという。美川さんはもともと70キロあった体重が62キロにまで落ちたというが、今年中にやっておきたいことを聞かれると「やっぱり遺言ぐらいはちゃんと書いておかないと。持ってかれるなと。あの宝石誰が持っていくのか。それをちゃんと書いておく」などコメント。公私ともに交流が深いタレントのはるな愛さんは最近の美川さんについて「落ち込んでないかなっておもっていたが全然もう“アンタ、しぶとくよ”って言われた」などコメント。美川さんは自ら病を抱えながら、同じく病と戦う人たちにエールを贈る美川さん。会見で語られたのはすでに5年前に感じていたというある危険な予兆だった。
