事件が起きたのは2016年7月26日未明。相模原市にある知的障害者施設「津久井やまゆり園」に元職員の植松聖死刑囚が侵入し、入所していた19人を刃物で殺害、26人に重軽傷を負わせた。元職員は障害のある人の存在を否定する差別的な動機を供述し社会に大きな衝撃を与えた。ネットでは元職員の主張に賛同する声もあり、このことが遺族のほか多くの障害のある当事者や家族などを傷つける状況を生んだ。例のない事件に、警察は家族の意向などとして19人の名前を匿名とした。19歳の娘の命を奪われた母親は事件から3年半後、名前を公表した。10年にあわせ現場の献花台に名前を刻んだ遺族もいる。
事件を受け、差別や変換を産まない社会に向けて様々な議論がされた中、障害のある人も当たり前に地域の中でともに暮らす重要性が指摘された。入所施設の「管理された生活」「閉鎖性」などを改めて問われ、家庭に近い小規模なグループホームなどへの「地域移行」がより進められてきた。ただ、2023年度までの10年で1万6000人余が地域に移行したものの伸び悩んでいる。背景には高齢・重度の人の受け皿が地域に不足している状況がある。また、グループホームをめぐっては障害福祉サービスへの経験が少ない事業者の参入も多く見られ、質の低下も懸念されている。一方、入所施設もプライバシーが確保された「個室のみ」の施設が3割に満たず改善が求められている。内閣府の世論調査では「世の中には障害ある人への差別・偏見ある」という回答は9割近くだった。
去年、原宿に作られたカフェは障害のある人たちが利用する福祉施設の食堂と職場を兼ねている。運営する社会福祉法人では街の中で多様な接点ができるよう、障害のある人が働くバーや地域に開かれた施設作りに取り組んでいる。一方、障害へのイメージ自体を変えていこうという動きも。障害のある作家たちのアートを発信する会社は、今では海外から障害のある作家が参加する展覧会も開催。事件から10年に合わせ動画も作成。
事件を受け、差別や変換を産まない社会に向けて様々な議論がされた中、障害のある人も当たり前に地域の中でともに暮らす重要性が指摘された。入所施設の「管理された生活」「閉鎖性」などを改めて問われ、家庭に近い小規模なグループホームなどへの「地域移行」がより進められてきた。ただ、2023年度までの10年で1万6000人余が地域に移行したものの伸び悩んでいる。背景には高齢・重度の人の受け皿が地域に不足している状況がある。また、グループホームをめぐっては障害福祉サービスへの経験が少ない事業者の参入も多く見られ、質の低下も懸念されている。一方、入所施設もプライバシーが確保された「個室のみ」の施設が3割に満たず改善が求められている。内閣府の世論調査では「世の中には障害ある人への差別・偏見ある」という回答は9割近くだった。
去年、原宿に作られたカフェは障害のある人たちが利用する福祉施設の食堂と職場を兼ねている。運営する社会福祉法人では街の中で多様な接点ができるよう、障害のある人が働くバーや地域に開かれた施設作りに取り組んでいる。一方、障害へのイメージ自体を変えていこうという動きも。障害のある作家たちのアートを発信する会社は、今では海外から障害のある作家が参加する展覧会も開催。事件から10年に合わせ動画も作成。
住所: 神奈川県相模原市緑区千木良476
