ボリビアに住む人達が作ったアルパカの毛糸のマフラーや帽子。企画立案した山田ロサリオさんは36年前に来日し今は三重県に住んで、同胞の人たちの生活支援を行っている。通訳などの仕事も行っていて国から表彰もうけた。その活動の原点は阪神・淡路大震災。6434人が死亡し、そのうち170人は外国人だった。来日1年目だったロサリオさんは奈良県で地震にあった。この日訪れたのは当時通っていた大阪の協会。地震から3日間ほど、50人ほどのボリビア出身の人とここで避難生活を送っていた。当時からの教会職員と再会。その中で言葉の壁が立ちはだかり、行政の支援をうけるのにも苦労した。震災直後に立ち上げたボリビア人の支援団体。はじめたのはアルパカの毛糸で作った商品作り。震災当時から付き合いのある仲間も高齢化が進んでいる。月に1回皆で集まるのは少数コミュニティに取って大切な機会。作ったものは津市のデパートで販売している。売りあげは活動の資金にあてられる。