続くコメの価格高騰について、生産者の声を聞いてみた。訪ねたのは、関東有数のコメの産地・千葉県の東庄町。すでに田植えが始まっていた。今作っているコメを見せてもらうと、関東でも早場米の産地で千葉県で開発した「ふさこがね」という品種だと言い、8月のお盆前には刈れるとのこと。コメ農家の多田さんは、消費者のためにもいつもより1週間早い田植えにしたと話し、早く安心させたいという気持ちだという。多田さんはこれまで、家畜用の飼料用米を8割、主食用米を2割の割合で作っていたが、今年は逆転させ主食用米を8割で作っている。価格について多田さんは、消費者が5キロ3000円で買えるのが相場だと話し、価格高騰が続けば消費者の”コメ離れ”がおきかねないと心配している。燃料代や電気代の値上がりで、販売価格が上がっても赤字続きだといい、コメ作り継続に不安の声もあがっているとのこと。
コメの価格高騰、今後について専門家に聞いた。備蓄米の流通で価格は一定程度落ちついてくるとした上で、日本総合研究所・三輪チーフスペシャリストは、6月末には3500円ほどに下がるのではないかとのこと。猛暑や梅雨の悪影響、害虫被害などがない条件付きだが、下回らないと”コメ離れ”が起きると話した。流通経済研究所・折笠主席研究員は、5月中旬に3000円台後半で、劇的には変わらないだろうとした。今年度中は安くなっても3500円で、これ以上の高騰にはならないという。宇都宮大学・松平助教は、5月末で3600~3800円。再び価格高騰にならないため、生産者を支援して供給量と備蓄量を増やさないと根本解決にならないとした。
コメの価格高騰、今後について専門家に聞いた。備蓄米の流通で価格は一定程度落ちついてくるとした上で、日本総合研究所・三輪チーフスペシャリストは、6月末には3500円ほどに下がるのではないかとのこと。猛暑や梅雨の悪影響、害虫被害などがない条件付きだが、下回らないと”コメ離れ”が起きると話した。流通経済研究所・折笠主席研究員は、5月中旬に3000円台後半で、劇的には変わらないだろうとした。今年度中は安くなっても3500円で、これ以上の高騰にはならないという。宇都宮大学・松平助教は、5月末で3600~3800円。再び価格高騰にならないため、生産者を支援して供給量と備蓄量を増やさないと根本解決にならないとした。