東京・浅草、この日も人力車の乗り場には多くの外国人の姿が。イスラエルから来た親子。雷門を正面に見ながら大きく曲がるとその先には東京スカイツリー。浅草のガイドを受けながら街をめぐる。人力車の運営会社・東京力車。4年前の創業時に比べ売り上げは30倍に。人力車の引き手になりたいと希望者が殺到。インバウンド景気に伴い収入もアップ。月収100万円以上の引き手も。現在研修生は45人、3割が女性。研修7回目の青山そらさん。うまく車両を制御できない。研修中に8割が引き手になれずに辞めていく。原田優一郎さんは最高月収127万円。流暢な英語で説明。中国語、韓国語、インドネシア語など5カ国語を使いこなす。人気の秘密は操縦術による抜群の乗り心地。どれだけ揺れないか座席にペットボトルを立てて検証。おもてなし力でリピーター獲得。韓国から来た日本のアニメ好きの女性2人。「鬼滅の刃」が好きだと聞きルートを決定。休憩時間もスマートフォンを使って情報を仕入れ、メモ。仕事終わりは浅草を歩き、新しいお店情報などもアップデート。3月に研修生となった大学3年生の島田萌加さん。この日うまくいけば卒業検定に進める大事な研修。後ろを振り向く際に人力車が左右にぶれてしまう。引き手2年目の新井里穂さんは後ろを振り返っても全くぶれない。次第に焦りも出てくる島田さん。スピードを上げようと力んでしまい、前に傾きかじ棒が地面に激突。一人前の引き手へ、挑戦は続く。