きのう訪れたのは年の瀬への準備を進める東京・世田谷区にある練り物の専門店。実は今年10月に価格を見直したという。伊達巻は100円値上げして1620円に。他にも練り物・かまぼこなども50円~100円値上げ。その背景にあるのが卵の価格。東京の卵のMサイズ1kgの卸売価格は去年1年の平均が215円だったのに対し、今年はきのう時点までの平均で307円。相次ぐ鳥インフルエンザの発生などにより4割以上高くなっている。毎年恒例の「100円おせち」を今月25日から販売する「ローソンストア100」。全45種類のうち31種類は108円だが、4つの卵商品を含む14種類は162円となる。東京都内のスーパーではLLサイズ10個入で227円となっていた。ピークだった今年4月・5月に比べて落ち着いてきたという卵の価格。一方で年の瀬は例年価格が上昇するという。鳥インフルエンザを巡っては先月25日に今シーズン初の感染が確認。これまでに4つの県で発生している。今後の卵の価格について専門家は昨シーズン並みに鳥インフルエンザが流行すれば今年の春先を上回る卵価格になる可能性もありえるという。
住所: 東京都世田谷区豪徳寺1-45-2