夏の風物詩の花火大会だが、ことし中止するところが出てきている。埼玉県狭山市で来月行われる「入間川七夕まつり」では花火大会を中止することになった。警備費が去年は1.3倍以上に上がり、やりくりが難しくなったほか、花火の燃えかすなどに対する住民の苦情もあったという。イベントや観光情報などを取りまとめているウェブメディアによると今年の夏、首都圏1都3県では12の会場で花火大会が中止になったという。開催資金の不足、住民からの苦情など理由はさまざま。そのほかの地域でも中止となるところが出ている。浜松市では運営スタッフの不足、北秋田市では花火の値段が上がったことも理由に挙げられている。打ち上げる花火の数を減らして実施することにしたところも。埼玉県小川町の花火大会は花火の数を従来の3分の1以下に減らし、時間も1時間から15分に短縮してなんとか開催しようとしている。