約4年前、浮世絵を愛してやまないブノワさんを日本に招待。摺師は見当を削ったりして合うように調整する。そしてここから摺師最大の見せ場。それは当てなしぼかしとよばれる高等技法。いよいよ大はしあたけの夕立の主役の雨。そこには雨の激しさを表現する広重ならではの工夫が。まず渡辺さんが雨の彫りを見せた。激しい夕立を表現する秘密は、版木全体の黒い絵の具。さらに雨の角度が違う2枚の版木を重ねる。ここでブノワさんが摺りに挑戦。ばれんを包む竹の皮には筋目があり横方向に動かし筋目の跡が出ないようにする。ブノワさんが彫師・摺師の渡辺さん、吉田さんに自分の作品を見せた。課題は色のノリの不十分さ。改善するための道具の使い方を教わった。
その夜、渡辺さんの奥さんが日本の家庭料理をブノワさんに振る舞った。常総市石下名物のクロサワの若鶏などを味わったブノワさんはお土産のワインをプレゼント。彫師の渡辺さんと摺師の吉田さんは一緒に仕事をして50年以上、後継者はいないという。そして渡辺さんは秘蔵コレクションを見せた。
その夜、渡辺さんの奥さんが日本の家庭料理をブノワさんに振る舞った。常総市石下名物のクロサワの若鶏などを味わったブノワさんはお土産のワインをプレゼント。彫師の渡辺さんと摺師の吉田さんは一緒に仕事をして50年以上、後継者はいないという。そして渡辺さんは秘蔵コレクションを見せた。