羽田空港できょう、航空機が着陸に失敗し機体が炎上し多数の負傷者が出た想定で訓練が行われた。国交省や東京消防庁など96機関から約1000人が参加。訓練では乗客の避難や救助活動が行われたほか、医師らが負傷者の治療に優先順位をつけるトリアージを行った上での救護活動が行われた。ことし1月の日航機と海上保安庁の航空機が衝突した事故では水が不足し消火活動に海水を使用したことから、海水の使用を想定し専用車両で消防車に水を送る手順も確認された。国交省は、事故発生の際の消火、救難救護活動の強化を図りたいとしている。