近年、日本の驚異となっている中国の海洋派遣の拡大。海上自衛隊の警戒・監視任務は増加し、人員や護衛艦が不足する中、現場の負担が増している。そこに無人運航技術が役立つかもしれないという。木村CEOとしては自律航行技術を多くの人に使ってもらい、水上移動の制約だったり、操船の難易度を下げることで、海の安全性を担保したいという思いがある。防衛産業に入ることによって技術の囲い込み、他所には出したくないとなりかねない。会社として方向性を定めていくために慎重な議論はするが、自身としては元々のビジョンを成し遂げたいという。