中国政府は消費拡大を目標に掲げているが、人々の財布の紐は固く、実現は容易ではない。海南島で行われた見本市は中国政府の肝いりで開かれ、家電や生活用品など国内外の3000を超えるブランドが出店した。狙いは、冷え込んだ消費を上向かせること。国の買い替え補助は、家電製品に商品価格の15%、最高で約3万円余りの補助をする制度を設けている。背景には根強い節約志向がある。節約・貯蓄は中国の人の大きな関心事になっている。中国では不動産不況が長期化し、若者の失業率が高止まりし雇用不安が広がっている。若者の価値観の変化も節約志向に拍車をかけている。最低限のものだけで暮らす極簡生活がトレンドで、そうした生活をSNSで発信する女性は、ものが少ないことで転職や引っ越しが用意になり人生の選択肢が増えたと感じていると語る。イラン情勢も消費に影響を及ぼす恐れが出てきている。プラスチックや合成繊維の価格が高騰。
