「静かな退職」は「退職はせずに最低限の仕事しかしない働き方」となっている。雇用問題に詳しい海老原さんは「いまは労働人口が減り昭和のような『24時間戦う』無駄な働き方が難しい」「共働き家庭が増えるなか会社に縛られない「静かな退職」は家事や育児などと両立できる働き方につながる」とみている。また「静かな退職」のきっかけについて20代~50代まで例をあげて話していった。管理職・役員等で職場への影響はないと答えた人は11.9%であり、主な影響として連帯感が低下したり仕事量の偏りによる不満が募るとのこと。企業側のメリットもあり、年功昇給・残業代の見直しや中途採用がしやすくなるという。