昨日から相談員を増員し、悪徳商法の被害防止を強化している東京都消費生活総合センター。中でも今急増しているというのが、不審なガス点検やそれをきっかけとした給湯器の交換を巡るトラブル。東京都消費生活総合センターによると、令和4年度は61件だった相談件数が5年度は581件、昨年度は1784件と2年で約30倍に増えている。センターへの相談件数も、特に寒くなる直前の時期がピークとなっている。昨年度は9月・10月が年間の4分の1を占め、1年の中で最も多くなっている。寄せられた相談を年代別に見てみると、60歳以上の高齢者が8割以上を占めている給湯器の交換を巡るトラブル。中には相場の2倍の費用を払わされたケースもある。対処法について、正規のガス点検の場合作業員は顔写真入りのネームカードなどを所有しているので確認すること、ガス会社などを名乗る作業員が突然予告なく無料点検を進めてきた場合、契約しているガス会社に確認。また無料点検に応じてしまい給湯器交換の契約を迫られた場合はその場で契約はせず、周囲に相談してほしいという。