山田修輔さんがスタジオで解説。山田さんの予想レンジは154.30円~154.90円。山田さんは「日銀会合が1つ大きなポイント。その前に155円を試すことはないのでは。為替介入の恐怖で上に上がり切れていない部分もあり、下値も堅いのでは」などと述べた。注目ポイントは「海外投資家動向と為替介入リスク」。山田さんは「為替介入がどこで行われるか聞いたところ155円が防衛ラインじゃないかとの見方がある。日銀会合で、円高に行くようなタカ派シフトはないとみている。強い春闘を受け、より広範な賃金上昇。それを受けて消費の回復。それを受けてさらなる利上げのモメンタムも確認したいところ。会合後はドル円、ラリーするのではと考えている。2020年に介入をしているので、今回もすごく予想されている介入になるため、前と同じ手法だと時間稼ぎにもならないリスクがある。財務省は介入の手法を変えてきてもいいのでは。2022年大規模な介入をやって、そのたびに数円押し下げている。同じようになると投機筋、海外投資家としてはいい水準でドル円を買えてしまう。1円押し下げる小規模な介入をして、財務省としては市場に不確実性を作ることが重要になる。市場としてはドル円の押し目を拾うのも一筋縄ではいかない。リスクはある」などと述べた。