米国の11月の消費者物価指数が発表され、1年前と比べ2.7%の上昇と、わずかながら2か月連続で伸びが加速した。インフレは緩やかに減速している一方で、根強さも示している。項目別ではガソリンなどを含むエネルギーが3.2%のマイナスとなった一方で、家賃などを含む住居費がプラス4.7%と引き続き高い伸びとなった。サービス価格の伸びの減速がゆっくりしたものとなっている。また、変動が激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は、1年前から3.3%上昇し伸びは前の月と変わらなかった。物価の瞬間風速を示す、前月比の消費者物価指数はプラス0.3%で、伸び率は前の月からわずかに拡大した。