旧日本軍が多数の中国人を殺害したとされる南京事件から今日で87年となる。日本政府は反日感情の高まりを警戒している。今年は中国で日本人学校の児童が襲われる事件が相次ぎ、南京事件の日の関してもある保護者は例年と全く雰囲気が違うと話すなど緊張感が高まっている。中国政府が主催する南京市の追悼式典「南京大虐殺国家追悼式典」は日本時間11時に始まり、共産党幹部が過去の歴史を振り返りながら日中関係の重要性にも触れている。中国の日本人学校は事件が起きた深センなど7校が休校し、残りの5校はオンラインに切り替えるなど児童の登校を避ける措置を取っている。中国のSNSなどでも関連する内容は多く取り上げられていて、反日感情が高まりやすい日として大使館などは注意を呼びかけている。