レスリング男子フリースタイル65キロ級・清岡幸大郎選手。清岡選手は「パリでは自分が主人公に」と語った。その名をとどろかせたのが、去年の全日本選手権。準決勝で対戦したのは、東京五輪金メダリスト・乙黒拓斗選手。第一人者を破る番狂わせを起こし、一躍、注目される存在になった。最大の武器は、アンクルホールド。大会に向けては、その攻撃力にさらに磨きをかけようとしている。テーマは、タックルに入ってからより確実にポイントを奪うこと。パリ大会でも、攻め続ける得意のレスリングを見せたいと意気込んでいる。清岡選手は「見ていてドキドキするようなレスリングをするので、注目してもらいたい」とコメント。強い思いで臨むパリ五輪。活躍する姿を届けたいのは、1年半前に病気で亡くなった父。地元の高知県から全国各地に車で応援に駆けつけるなど、支え続けてくれた存在だった。金メダルを獲得する姿を届けたいと清岡選手が初めて挑むオリンピックの舞台とは「夢」。清岡選手は先月、ハンガリーで行われた国際大会でも優勝を果たした。