今年1月、10時間を超えたフジテレビのやり直し会見ら2か月。フジテレビと親会社はきょうの取締役会で経営陣の刷新を発表した。フジテレビも親会社もそれぞれ取締役数を半分以下となる10人ほどに減らし、多様性の観点から女性取締役の比率も3割以上にしたという。スポンサー収入は9割減でスポンサーの信頼回復もまだ道半ば。50歳で社長、63歳で会長、2017年からは取締役相談役に就任するなど40年以上にわたりフジテレビの経営に関与し続けている日枝久氏については、フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビの取締役相談役を退任する。またフジサンケイグループの代表についても、本人から辞任するという申し出があったという。退任を求めようと思った理由について問われた金光修社長は、経営の刷新は日枝だけがポイントではない、人数が多すぎるんじゃないか、平均年齢が高いんではないかなど、刷新しようという大きな考え方がある中で新しい指名の中に入らないという選択をしたと回答した。また、他の関連会社の役職についても、必然的に役職を降りるに伴ってとられるべき方向に行くだろうと話した。一連の問題を調査する第三者委員会は今月31日にフジテレビに報告書を提出し、第三者委員会の会見に加えてフジテレビも会見を行う見通し。