飲食人大学は就学期間3か月でプロの寿司職人になれる寿司職人養成学校で、卒業生は1300人以上。卒業を控える北村さんは現在フィリピン在住で、日本人がすし屋を開けば繁盛すると確信し一時帰国し学校に入った。海外での挑戦を希望する生徒は全体の半分以上に上る。尾上校舎長は「平均的に約3倍程度海外の方が給料は高い」と指摘する。海外からの求人は東京校だけで年間約100件あり、国内で数年の修行を積んだ経験者なら年収3000万円、卒業したばかりの生徒でも年収1000万円を提示されるケースも。卒業生が就職・開業した国は世界25か国。先月下旬にスシローが中国・北京に進出し、大盛況となっている。ミニタニはロサンゼルスにすしレストラン「Mori Nozomi」をオープンした。スタッフ全員が日本人女性で、店主はモデルとしても活躍中の森さん。1日8人限定でおまかせコースのみ。尾上校舎長は世界中で日本人のすし職人の需要があり日本国内の寿司業界を苦しめていると指摘している。