消費経済アナリストの渡辺広明さんがおとといの朝、大手スーパーを回りようやく手に入れたというのが備蓄米。備蓄米とはどこにも表示されていないが、製造元に確認したところ備蓄米を使用したものであると分かった。スーパーでの平均価格は今月16日までの1週間で5キロあたり税込み4172円だが、今回の備蓄米は約500円安くなっていた。備蓄米は大口の取引先に優先して卸されているという。備蓄米の一部はコメが手に入らず困っていた学校給食などにあてられていた。4月からの給食で主食のコメが足りていない地域は今年1月時点で11都府県あったが、備蓄米の割当により8都県で目途がつき残りも2回目の放出で賄えるよう準備をしているという。来月下旬以降には新たに最大7万tが市場に放出される。