女子100mハードルの寺田明日香が今シーズンで競技の第一線から退くことを決断した。18歳で日本選手権を初優勝しそこから大会3連覇を果たすなど早くから注目を集めてきた。しかし怪我に苦しみ一度は引退を経験し、当時は「トラックに出るのも嫌だ」と感じるようになっていた。結婚・出産を経て競技復帰したが、励みになったのは長女の存在だった。そして記者会見のあとの単独インタビューでその想いを語ってくれていた。その後日本選手初の12秒台をマークし、19年ぶりの日本記録更新となった。第一線で戦う最後のシーズンの目標は9月東京開催予定の世界選手権となる。