渋谷駅はすり鉢状の地形の最も低い位置になるため、水害対策が課題となり2020年8月に渋谷駅東口の地下に雨水貯留施設を完成させた。合計で約4000トンの雨水を貯められる。しかし早稲田大学の教授は、ハード面の整備には限界があると指摘。1999年8月の大雨では、渋谷地下街が浸水。仮に1時間に100ミリの大雨が降ると、丸の内の地下街の場合シミュレーションでは、何も対策がなければ水深3mに達する箇所も出るという。東京で広範囲に深刻な被害をもたらす恐れがあるのが荒川の反乱による水害。国土交通省が最悪の事態を想定して作ったシミュレーション動画では、 東京は濁流に飲み込まれていく。2019年の台風の際もこうした危険があったという。9月1日は防災の日。台風や大雨を前に改めて真剣な対策が求められている。
住所: 東京都渋谷区道玄坂1-1-1