東日本大震災から15年。尾崎世界観が福島・双葉町を5年ぶりに訪れた。今も町の85%が帰還困難区域。最大15mの津波が福島第一原発を襲い、放射性物質によって全町民7000人以上が避難を強いられた。当時インディーズで活動していた尾崎の葛藤の中で生まれた楽曲が「自分の事ばかりで情けなくなるよ」。双葉町の居住人口はわずか201人。中谷祥久さんは今も家族でいわき市に避難しているが、いずれ同じ場所に新しい家を建てたいと考えている。2023年、12年ぶりに町内でダルマ市が復活したが、規模は縮小。中谷さんはダルマ市を震災前の姿に戻したいという。しかし復興庁の調査では、町民の半数以上が双葉町に戻らないと決めている。埼玉・加須市は最大1400人の町民を受け入れ、役場機能も加須市に移転した。吉田俊秀さんは今も加須市で生活している。13年前に中古住宅を購入。高齢になり、よほどのことがない限り戻る気はないというが、住民票は双葉町のまま。「双葉にかかわっていたいのかな」と話した。
