国税調査官 執念の突破劇の再現VTR。国税職員にとって有効な情報源に一つがタレコミ。国税庁のホームページには情報提供フォームがある。今回、その中に目を付けたタレコミがあった。それが、パーソナルトレーナーの女が脱税しているというタレコミ。具体性が乏しいタレコミだが、国税職員の一人はパーソナルトレーナーは月会費ではなく時間毎の都度払いで現金売上が多く誤魔化しが利きやすいところに着目した。女は個人でパーソナルトレーナーをしていたが、宅トレ動画がバズり、5年前に夫と会社を設立。その翌年から港区でフィットネスジムを経営をスタートさせている。国税職員が予想した収入は年間1800万円。国税職員は脱税によりそれ以上の生活をしていると睨み、国税職員だとバレないよう内偵調査に入った。身辺調査を続けるうち、女は父親から遺産を10億円譲り受けているはずが相続税の申告ではそうなっていないことが分かった。父親の資産の動きを調べると、亡くなる直前に送金していた。送金先は足が付かないよう他人名義と思われる口座だった。その後も身辺調査を続けた結果、遺産隠しの疑いが高まり、ついに国税職員はパーソナルトレーナーの自宅に税務調査に入った。