NHKが国内の大手企業100社にことし春の新卒採用で、必要な人員を確保できているか尋ねたところ、23%、4社に1社が計画に達しなかったと答えた。そこで企業が力を入れているのが中途採用。中途採用を増やす方向と答えた企業は49%と、およそ半分になる。3年前、56歳で入社した小松和磨は法人向けにITシステムの構築を手がけている。それまでは30年余り新卒で入社した企業に勤めていたが、役職定年が近づく中で転職を決めた。採用した会社は、エンジニアを中心により多くの人材を確保するため6年前、定年を60歳から70歳に引き上げた。