由布市は国内外から多くの観光客が訪れる大分県を代表する観光地の一つだが、土産物店が立ち並ぶ通りでは歩きながら飲食しごみを道端に捨てる行為が問題になっていた。由布市は観光地の美観を守るためごみのぽい捨てを禁止する条例を制定し、きょう施行された。初日のきょうは多くの観光客が訪れる由布市湯布院町の湯の坪街道に市の職員や地元商店街の代表などおよそ20人が集まり道行く観光客に条例の施行を知らせるチラシの入ったポケットティッシュを配布し協力を呼びかけた。条例では。ごみのぽい捨てや路上喫煙、ペットのふんの放置を禁止していて、重点地域に指定している湯の坪街道周辺で巡回に当たる市の職員の勧告に従わなかった場合は2000円の過料を科すとしている。飲食物を販売する店の側にも容器などを回収するためのごみ箱の設置が義務づけられ従わなかった場合は5万円の過料が科される。