佐藤健一氏のもと、10万字を超える「枕草子」の全文を解析した。形容詞が多く、赤間恵都子さんは「女流文学が盛んになってから一気に増えた」と話す。分析の結果、曖昧な表現はなく、いいか、悪いかをはっきり綴っていたようで、殊に「をかし」、「めでたし」の使用頻度は多い。また、清少納言は仕えた藤原定子、兄である伊尹のやり取りに感嘆したとも綴っていて、「枕草子」を通して日常生活でも巧みに知識・教養を使う藤原定子をアピールしていた。
「めでたし」は最上級の褒め言葉で、清少納言は藤原定子の衣装を絶賛する際に「めでたし」と使っていた。「大河ドラマ 光る君」に出演した野呂佳代は十二単を試着させてもらった。儀式、高い身分が人に会う時に着る正装で、9枚前後が一般的。総重量は17kgにのぼる。
「めでたし」は最上級の褒め言葉で、清少納言は藤原定子の衣装を絶賛する際に「めでたし」と使っていた。「大河ドラマ 光る君」に出演した野呂佳代は十二単を試着させてもらった。儀式、高い身分が人に会う時に着る正装で、9枚前後が一般的。総重量は17kgにのぼる。