先月、北海道・栗山町に全国から球児たちが集まって初めてリーグ戦が行われた。参加したのは甲子園に出場できなかった選手や、ずっと控えで公式戦に出場する機会がなかった選手たち。52名の高校球児たちが4チームに分かれ、それぞれのユニホームを着てリーグ戦が行われた。選手は個人参加で全員が必ず試合に出場できる。このリーグ戦を企画したのは大阪で野球の指導をしてきた阪長友仁さん。選手たちが納得のいくよう全力でプレーする場の大切さを痛感したという。参加者のひとり、三重県から参加した藤井仁獅さんを取材。仁獅さんの高校は甲子園に春夏通算5回出場しているが、仁獅さんは一度も公式戦出場がなかった。そんな仁獅さんに父・力さんは練習に付き合ってきた。選手の中には甲子園出場は逃したもののプロが注目する選手も参加していた。
6日間の日程で行われたリーグ戦。前半は2本のヒットを打った藤井仁獅さん。ところが後半。バットにボールが当たらなくなっていた。選手の中には甲子園出場は逃したもののプロが注目する選手も参加していた。当てようとするあまり自分のスイングを見失っていた。宿舎に戻った仁獅さん。悔いを残さないために何をしなければならないか自分と向き合っていた。
リーグ戦最終日、舞台はエスコンフィールド北海道。この日のためにスイングを磨いてきた。スタンドには家族の姿があった。結果はショートフライ。家族で野球に打ち込んだ10年が終わった。藤井仁獅さんはやり残したことはないという。父・力さんは「野球を小学校からずっと続けているのを陰ながらミてきた。めちゃくちゃも言った。この経験は一生ついてくる」などコメント。仁獅さんは「もう野球はやらない。自分が思い切ってこの10日間できたので思い残したことはない」などコメント。野球に見切りをつけた仁獅さんは、いまITを学ぶ大学を目指して勉強中だという。また、今回のリーグ戦を受けて全国の野球指導者の中にも、こうした練習の成果を発揮できる場を作ることに賛同する人が増えているという。
6日間の日程で行われたリーグ戦。前半は2本のヒットを打った藤井仁獅さん。ところが後半。バットにボールが当たらなくなっていた。選手の中には甲子園出場は逃したもののプロが注目する選手も参加していた。当てようとするあまり自分のスイングを見失っていた。宿舎に戻った仁獅さん。悔いを残さないために何をしなければならないか自分と向き合っていた。
リーグ戦最終日、舞台はエスコンフィールド北海道。この日のためにスイングを磨いてきた。スタンドには家族の姿があった。結果はショートフライ。家族で野球に打ち込んだ10年が終わった。藤井仁獅さんはやり残したことはないという。父・力さんは「野球を小学校からずっと続けているのを陰ながらミてきた。めちゃくちゃも言った。この経験は一生ついてくる」などコメント。仁獅さんは「もう野球はやらない。自分が思い切ってこの10日間できたので思い残したことはない」などコメント。野球に見切りをつけた仁獅さんは、いまITを学ぶ大学を目指して勉強中だという。また、今回のリーグ戦を受けて全国の野球指導者の中にも、こうした練習の成果を発揮できる場を作ることに賛同する人が増えているという。