日本とインドの海上保安機関が横浜市で油などの流出を想定した合同訓練を行った。訓練には米国とオーストラリアの海上保安機関も視察に訪れ海洋進出の動きを強める中国を念頭に連携の強化を図るねらいがあると見られる。日本の海上保安庁とインドの沿岸警備隊が行った合同訓練では初めに海上保安庁の瀬口良夫長官がインドの巡視船に乗り込み油が流出したときのフェンスの設置手順について説明を受けた。その後、日本の海上保安官が有害物質が流出した船内で救助活動を行うときに着用する防護服やけが人などをロープでつり上げて行う救助について説明した。きょうの訓練には米国とオーストラリアの沿岸警備隊の隊員も視察に訪れていて海洋進出の動きを強める中国を念頭に連携の強化を図るねらいがあると見られる。