- 出演者
- 船木正人 寺門亜衣子 江原啓一郎 黒田菜月
オープニング映像とオープニングの挨拶。
長野県や関東北部ではあすにかけて大雪となるおそれがある。午後5時までの12時間に降った雪の量は長野県小谷村で13センチ、新潟県魚沼市守門で12センチ、群馬県みなかみ町藤原で3センチなどとなっている。新潟県佐渡市では住民が雪かきに追われた。新潟県妙高市の雪捨て場ではトラックが住宅地の生活道路などで除雪した雪を捨てていた。関東甲信では長野県や関東北部であすにかけて断続的に雪が強まり大雪のおそれがある。あす夕方までの24時間に予想される雪の量はいずれも山沿いの多いところで長野県で60センチ、群馬県で40センチ、栃木県で30センチでその後あさって夕方までの24時間にはいずれも山沿いの多いところで長野県で30センチ、群馬県で20センチ、栃木県で15センチの雪が降ると予想されている。気象庁は積雪や路面の凍結などによる交通への影響に警戒するとともに電線や樹木への着雪による停電、雪崩に十分注意するよう呼びかけている。また不要不急の外出を控えるとともにやむをえず車を運転する場合は冬用タイヤやチェーンを装着するなど準備をしてほしい。
戦後80年のことし、番組では東京大空襲について伝えていく。1945年3月10日、首都東京を襲った大空襲では10万人もの人が犠牲になったとされている。墨田区にある東京都慰霊堂には空襲犠牲者の遺骨が保管されている。身元が分かっている人の遺骨が3600余り。大半は身元不明のまま火葬された人たち。空襲から80年たっても実態が分かっていない東京大空襲の今に迫る。
慰霊堂の遺骨は80年たっても大半の身元が分かっていない。あまりにも数多くの犠牲者が出たということがその要因となっている。東京大空襲は3月10日未明、東京の下町一帯を米軍のB29爆撃機が襲った空襲。一夜にして10万人が犠牲になった。犠牲者については身元が分かった少しの人を除いて大半は誰か分からないまま遺体が公園など手近な場所に埋葬された。遺体は戦後掘り起こされ火葬されましたが身元は確認されず遺骨が慰霊堂で一括して保管されることになった。こうした中、遺骨が手元に戻らないまま戦後80年を過ごし続けた遺族もいる。埼玉県に住む永田郁子の父の録太郎は46歳のとき、今の江東区で東京大空襲の犠牲になった。戦後70年以上たって父の遺骨が慰霊堂に安置されていることを確認し手続きを進め、9年前、ようやく手元に返ってきた。しかし同じく空襲で犠牲になった母と3人の姉は遺骨が見つからないままとなっている。生き残った自分が肉親の弔いを十分、果たせていない。苦しい思いを抱えたまま長い時間を過ごしてきた。東京大空襲の犠牲者の名前を広く伝えることで被害の実態を後世に残そうと遺族などで作る「東京空襲遺族会」が取り組みを進めている。背景にあるのが都の姿勢。8万人余りの犠牲者名簿を作成しているがこれまで広く公開していない。活動に参加している宮下佳子も父方の祖母と叔母が空襲で犠牲になった。団体が遺族と連絡を取り犠牲者の名前や年齢などを確認。80年となることしは438人について名前を縫い込んだ織物を初めて作り集会などで展示することを目指している。
遺族の高齢化も進む中で80年たつ今も苦しみ続けている人がいるという状況、こうした状況を含めて東京大空襲、都内で暮らしていてもこの映像を見て初めて知ることも多いという印象があった。実はVTRで紹介した慰霊堂ももともとは関東大震災の犠牲者を慰霊する施設で空襲に特化したものではなかった。また都が空襲被害について伝えようと計画した平和祈念館というものがあっただが、この建設も凍結されている。行政からの情報発信は決して多いとはいえない。当時の状況や体験者の証言に触れる機会が広島や長崎への原爆投下、沖縄戦などと比べると圧倒的に少ないのが実情だ。ただ、この首都東京を襲った戦災を語り継いでいくことは本当に大切なこと。今後、行政とりわけ東京都としてはどう対応していこうとしているのだろうか。都が作成した8万人余りの犠牲者名簿について、個人情報を理由に広く公開する予定はないとしている。一方、80年のことし過去に収録した東京大空襲などを体験した人およそ170人分の証言映像について、こちらは常時公開することを目指すとしている。亡くなった方、一人一人にかけがえのない家族や暮らしがあった。約何人という概数だけではなく名前を見たり遺族の証言を聞いたりすれば失われたものの大きさがより実感できる。戦後80年となる中、犠牲者の記憶をどう継承していくのかまさに問われているといえる。番組では戦後80年のことし、この東京大空襲をはじめ首都圏の空襲について伝えていく。犠牲となった人の最後やその後の弔われ方などについて何か情報があったらぜひお寄せいただきたい。NHK首都圏の公式サイト、首都圏ナビの投稿募集フォームから応募できる。
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能登半島地震で自治体での備蓄が課題となったことを受けて内閣府が全国のすべての自治体の備蓄状況を取りまとめてきょう公表した。関東の1都6県では段ボールベッドを含む簡易ベッドの備蓄がゼロと答えた市区町村は44あり、国は十分な量の確保を働きかけることにしている。内閣府防災担当は全国の47都道府県とすべての市区町村を対象に去年11月時点で確保している食料や水、携帯トイレなど合わせて50項目の備蓄の数を調査しきょう公表した。内閣府防災担当の担当者は国の交付金を活用するなどして必要に応じて備蓄の確保を進めてほしいと話している。
視聴者から投稿された「#わたしのいちオシ」が紹介された。
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関東の気象情報が伝えられた。
朝8時、新橋駅前を通勤、通学で行き交う人たちの視線の先にいるのは「朝チア部」と呼ばれる女性たち。週に1回、新橋や新宿、池袋などの駅前でこうしてエールを届けている。別の日にはオフィスビルの入り口で新入社員を励ましていた。朝チアは会社員や主婦など20代から40代を中心に活動している。代表の朝妻久実は15年ほど前から朝チアを続けている。朝妻は大学卒業後、地方のテレビ局に就職しアナウンサーとして活躍。その後、フリーに転身するが思うような仕事は得られなかった。自暴自棄になっていたとき出会ったが朝チアだった。見かけたのは道行く人にエールを送るチアリーダー姿の女性。彼女は会社での人間関係がうまくいかない中、誰かを励ますことが自分の勇気につながると考えて活動していた。大学ではチアリーディング部に所属していた朝妻は自分も一歩踏み出してみようとこの朝チアに加わった。初めは2人だけだったメンバーも今では10人以上に。練習は仕事や育児の合間に週1、2回行っている。母親になっても挑戦したい、自分を変えたいという人、チア未経験者も参加している。希望者には個別の応援も行っている。初めて見に来た男性は最近家庭である出来事があった。この日、朝妻たちのパフォーマンスを熱心に見学していたのは50代の新メンバー。同年代で作る朝チア、ミセス部のデビューを目指している。応援されたい人と応援したい人、その輪は広がり続ける。皆さん、2025年も張り切って頑張っていく。
日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことを受けて都内の被爆者たちが葛飾区にある慰霊碑を訪れ受賞の報告をした。被爆者を追悼する慰霊碑を訪れたのは都内在住の被爆者で作る東友会の家島昌志代表理事など。最初に日本被団協日本原水爆被害者団体協議会の代表団としてノーベル平和賞の受賞式に出席した東友会の家島昌志代表理事が受賞の報告をした。東京都によると都内在住の被爆者は去年3月末時点で3557人と最も多かったときのおよそ3分の1となっている。
日本とインドの海上保安機関が横浜市で油などの流出を想定した合同訓練を行った。訓練には米国とオーストラリアの海上保安機関も視察に訪れ海洋進出の動きを強める中国を念頭に連携の強化を図るねらいがあると見られる。日本の海上保安庁とインドの沿岸警備隊が行った合同訓練では初めに海上保安庁の瀬口良夫長官がインドの巡視船に乗り込み油が流出したときのフェンスの設置手順について説明を受けた。その後、日本の海上保安官が有害物質が流出した船内で救助活動を行うときに着用する防護服やけが人などをロープでつり上げて行う救助について説明した。きょうの訓練には米国とオーストラリアの沿岸警備隊の隊員も視察に訪れていて海洋進出の動きを強める中国を念頭に連携の強化を図るねらいがあると見られる。
ことし、歌舞伎俳優の尾上菊之助が大名跡の八代目尾上菊五郎を、そして長男の丑之助が六代目菊之助を襲名する。2人にとって特別なこの年にかける思いを聞いてきた。菊之助と丑之助親子はともに巳年の年男。八代目尾上菊五郎を襲名する尾上菊之助、47歳。名門、音羽屋の後継者として人気実力ともに歌舞伎界をけん引する1人。得意とする役は粋な二枚目から美しい女性の役と幅広い。父親は人間国宝の七代目尾上菊五郎。襲名会見では今と同じ菊五郎を名乗り続けると発表。菊之助が八代目を襲名後は2人の菊五郎が存在する異例の事態になる。菊之助はこれまで人気アニメなどをもとにした新作歌舞伎にも定評がある。また令和の菊五郎はSNSの発信にも積極的だ。インスタグラムには親子で出かける様子がたびたび紹介されている。一方、息子の丑之助の初舞台は5歳。祖父は七代目尾上菊五郎と二代目中村吉右衛門というサラブレッド。11歳で父の現在の名前である菊之助を襲名することについて「名前を小さくというか汚したりしないようにしてもっと大きくしていきたいと思う」と語っていた。5月、6月の歌舞伎座から1年間にわたり行われる襲名披露興行では連獅子など歌舞伎でも屈指の人気演目に親子で挑む。道成寺の舞踊にも2人で挑むほかお家芸の弁天小僧もそれぞれが披露する。最後に襲名に向け父・菊之助は「岳父・中村吉右衛門が大事にしていた演目を選定させていただきたい」息子・丑之助は「父と手を繋いで同じ方向を進んでいく。いい襲名興行ができるといいと思う」とそれぞれ抱負を語った。
県立高校の男女共学化が議論になっている埼玉県で県教育委員会はきょう、県立高校の再編について8年ぶりの改定案を示した。それによると現在、137校ある県立高校についてすでに統合が決定している学校を除き段階的に15校から19校減らし令和20年4月までに110校程度に再編する方針。対象となる学校は決まっていないということだが県教育委員会はこれまでに主体的に共学化を推進する姿勢を示している。
今月から始まった大河ドラマ、べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜にも今後、浮世絵が登場する。藤沢市にある「藤澤浮世絵館」では蔦重こと主人公の蔦屋重三郎と一緒に仕事をした絵師たちの作品が展示されている。日曜の午後に浮世絵のすり体験も行われている。
全国の気象情報が伝えられた。
火の取り扱いに注意するよう呼びかけられた。