エントリーナンバー4 赤穂城。忠臣蔵ゆかりの城。討ち入りの指揮をとった大石内蔵助の屋敷跡も。近年は復元整備が進み築城当時の姿がよみがえりつつある。最大の特徴は江戸時代の学者が知恵を絞って設計したこと。戦がなくなった時代に軍学の学者たちが難攻不落の城を目指して設計した理詰めの城だ。本丸門の土橋は左に大きくカーブしている。丸太で門を壊すときに勢いをつけようと下がると堀に落ちてしまう仕掛け。複雑に折れ曲がった城壁は門を攻撃する敵を様々な方向から一斉に狙い撃退することができる。中には攻撃用の穴1個分だけ折れ曲がったこだわりの城壁も。このため城はとても複雑な形に。江戸時代、赤穂の海岸には広大な塩田が広がり塩を全国に出荷した。城は塩田のまっただ中に作られ塩を出荷する港などを守っていた。塩は今でも特産品であり続けている。