中国軍は昨日からきょうまで2日間の日程で、台湾周辺の海域で軍事演習を展開している。中国の国営テレビは、港などの封鎖で台湾のエネルギー輸入阻止とともに、アメリカや同盟国の台湾に対する支援ルートを断ち切ることなどが演習の目的だとしている。中国外務省は軍事演習について、「国家主権と領土保全を守り、台湾での独立を求める分離主義勢力を厳しく懲罰するため」とした上で、アメリカに対して台湾への支援や内政干渉をやめるよう求める中、台湾の頼清徳総統は軍の駐屯地を訪れた。台湾の国防部は、台湾周辺で中国の軍艦15隻と航空機33機を確認し、軍用機などを派遣して監視体制を強めているとした。