日本の観測隊が南極で発見した火星の隕石が大阪関西万博での公開に向けて来月初めて持ち出される。南極で見つかった世界最大級の火星の隕石は東京の国立極地研究所のクリーンルームで保管されている。大阪関西万博で一般公開するため来月初めて、研究所の外に持ち出される予定。隕石は劣化しやすく搬送方法の検討が進められている。この隕石は2000年に日本の観測隊が南極で発見したもので13億年前に火星で岩石となりその後、南極に落下したことが分かっている。隕石を発見した今栄直也さんは、惑星探査が進む段階として、火星の環境に興味をもつきっかけになってほしいという。