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「DMAT」 のテレビ露出情報

2020年、令和で最初の正月。その直後、中国・武漢で新型コロナウイルスが確認された。横浜港沖にダイヤモンドプリンセスがやって来たのはその1か月後のことだった。船内では発熱者が急増、PCR検査の結果31人中実に10人が陽性と判明。政府は即座に乗員乗客の14日間の船内待機、事実上の「隔離」を要求。陽性者は病院へと搬送することになった。ニュースの直後、医師・阿南英明の電話が鳴った。神奈川県庁からだった。県庁の職員から「クルーズ船の対応にDMATを出動させられないか」と要請。DMATとは地震や大事故が起きると即座に医師や看護師などを派遣する災害医療のスペシャリスト集団。大勢の負傷者の治療だけでなく入院患者の避難や病院への燃料補給などあらゆる支援を行う。今回のような感染症は災害ではないためDMATは通常出動しない。しかし阿南は「これは災害、DMATを派遣すべきだ」。こうしてDMATは陽性者を病院に搬送するため出動することが決まった。
2月7日、DMATの第1陣が横浜港に集結。いの一番に出動した一人、中森知毅医師は災害現場でも常に冷静、阿南が全幅の信頼を寄せる救急医。中森は臨時検疫官として船に乗り込んだ。船内は混乱していた。陽性者は3日で60人を超え、急きょ作ったコールセンターには医師を求める電話がひっきりなしにかかっていた。さらに問題はウイルス以外にもあった。乗員乗客の国籍は57か国。厚労省や検疫が懸命に対応したが言葉が通じず、なかなか作業が進まない。さらに中森が危機感を抱いたのは新型コロナ以外の理由で体調不良者が出始めていたことだった。実は乗客の半数が70代以上の高齢者。ガンや心不全、糖尿病など命に関わる持病を持つ人も多くその薬もすでに不足していた。この危機的状況を打開するにはさらなる隊員が必要と中森は近藤久禎医師と連絡を取った。阿南と共にDMAT創設から関わってきた。近藤は中森の報告を聞いて奮い立った。2月10日、出動要請に応えた全国151人もの隊員が横浜港にやって来た。彼らを率いる近藤が目指すのはただ一つ「船の中で誰も死なせてはいけない」。必要な人が必要な医療を受けられるよう絶対に病院に送り届ける。隔離終了まで10日、近藤たちの長い闘いが始まった。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年12月11日放送 13:00 - 17:02 NHK総合
国会中継衆議院 予算委員会質疑
公明党・浮島智子氏の質問。学校体育館について浮島氏は「避難所となる全国の学校体育館への空調整備について、石破総理から整備のペースを2倍に加速するという御答弁があった。今後、学校体育館の空調整備についてどのように進めていかれるのかなどの見解を伺いたい」と質問。石破首相は「新たに臨時特例交付金を創設し、整備のペースを2倍に加速する。対象期間は令和6年度から令和1[…続きを読む]

2024年12月7日放送 20:00 - 20:45 NHK総合
新プロジェクトX〜挑戦者たち〜(オープニング)
ダイヤモンド・プリンセスには厚生労働省や自衛隊など数多くの組織は駆けつけた。今回は陽性者の搬送や診察などで活躍したDMATにスポットを当てた。その戦いは1本の電話から始まった。

2024年11月17日放送 3:30 - 4:00 TBS
TBS NEWS(ニュース)
東京都が設置した災害派遣医療チーム「DMAT」は今年で発足20年。東京消防庁やJR東日本と合同で訓練。自然災害や大規模交通事故を想定。DMAT発足当初は都内7医療機関だった指定病院、現在は27まで増加。約1000人の体制を確保。

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