巳年は基本的に「辰巳天井」という格言があり堅調に動きやすいとされている。1989年はバブル期で史上最高値の3万8915円と+29%だったが1990年末には2万3000円まで下落した。2001年はITのバブル崩壊を受け-23%の1万542円、2013年は1万6291円で+56%だったがこの年は当時の黒田日銀総裁の介入が行われ、円相場が17円ほど下落したことで輸出企業の業績改善が期待されたことが好感された。戦後の巳年で株価が上昇したのは4回、下落は2回となっている。最も影響を与えるのはトランプ次期大統領の対応で、関税強化による影響も懸念される。日米の金融政策を巡ってはFRBは利下げ・日銀は利上げを進めているものの、20日にトランプ氏が就任しFRB・日銀がそれぞれ判断を出すことから大きく動くものと見られる。