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「烏山頭ダム」 のテレビ露出情報

「信念の人」台湾・頼清徳新総統とは?頼清徳新総統は台湾北部生まれ、6人きょうだい。幼少時に父を亡くし苦学して医大に進学。医師として勤務後、選挙応援をきっかけに1996年政治家に転身。政治家としての主な経歴。2010年台南市長に当選、2017年行政院長に就任、2020年副総統に就任。東京外国語大学名誉教授・小笠原欣幸は「頼清徳新総統は柔和な人物とみられることが多い。だが時に頑固さを見せる信念の人でもある」。信念の強さを示すエピソードが。2004年、一方通行を逆走してきた車を注意。同乗者にこん棒で殴打され大けが。頼清徳新総統は「同じことがあれば同じように行動する」。2015年、台南市議会議長に選挙での票の買収容疑。頼清徳新総統は議長の辞任を求め市議会出席拒否を宣言。ボイコットは232日間に及んだ。親日家の一面も。2011年の東日本大震災の際、台南市長として被災地を支援。チャリティーイベントで1億円以上の寄付金を集める。台湾の烏山頭ダムを完成させた八田與一の慰霊祭に毎年出席。今年も八田與一の台湾への貢献に感謝し銅像に献花を行った。
台湾直接選挙が始まって以降の総統。1996〜2000年は国民党・李登輝、2000〜2008年は民進党・陳水扁、2008〜2016円は国民党・馬英九、2016〜2024年は民進党・蔡英文、きのう就任の民進党・頼清徳。小笠原欣幸氏は頼清徳新総統について、「日台の地方レベルでの交流を広げることに尽力してきた人」だと話した。また、2月に台湾が実効支配している金門島で中国と台湾の間で鍔迫り合いが発生していると話し、冷静に対応していた蔡英文前総統同様、頼清徳氏も同じようにエスカレートしないよう対応するのではないかとの見解を示した。
頼清徳新総統は昨日の就任演説で「中国には軍事的・政治的威嚇をやめるよう求めたい」と述べた。2016年蔡英文前総統の就任演説と今回を比べると、蔡英文前総統は中台関係を「両岸」と融和的に表現し、「中国」という言葉は1度も使わなかった。一方、今回頼清徳新総統は「中国」という言葉を7回、「両岸」という言葉は2回しか使わなかった。1999年に民進党は、台湾の独立について規定する「台湾前途決議文」を採択。台湾はすでに独立しているため、改めて独立を宣言する必要がないと規定。頼清徳新総統も繰り返し同様の立場を表明してきた。きのうの台湾総統就任式でも、頼清徳新総統は「台湾は独立した国家だ。卑屈にも傲慢にもならず現状を維持する」と述べた。東京外国語大学名誉教授・小笠原欣幸は「日本も米国も、中国の主張を一定程度尊重しているところがある。ただそれを100%認めているわけでもないとも言っている。曖昧な部分が台湾にとっては命綱になっている」と解説。

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