熊本市交通局が今月公表した速報値によると昨年度に熊本市電を利用した人の数は約982万2000人だった。これは前の年度から26万6000人、2.6%減り、新型コロナの感染拡大で利用者数が大きく減った2020年度以来、4年ぶりの減少となった。これに伴い運賃収入も14億9400万円あまりと前の年から1550万円あまり減少した。利用者減少の要因について熊本市交通局は相次ぐトラブルや事故のほか運転士不足で昨年度から減便したことが影響していると見ている。熊本市交通局は市電再生タスク・フォースを発足させていて利用者数の回復に向けた取り組みも検討するとしている。