帝国データバンクが今日発表した調査で、10月値上げされるのは3024品目でそのうち7割以上を占めるのが酒類・飲料。明日からコカ・コーラの500mlは180円から200円になる。アサヒ飲料の缶コーヒーは希望小売価格で194円から238円に。自動販売機の設置・補充をする会社はこの値上げで売上ダウンを懸念している。サン・カンパニーの永田竜也社長は、200円になるものは外した、スーパーやドラッグストアからすると自動販売機は倍の値段になっていると話した。熊本のスーパーでは土地柄か焼酎に値上げを予告するポップを1か月前から貼っていたという。モーニング文化のある名古屋ではコーヒーの値上げは死活問題。ウオダイプラスでは出来るだけ安い価格のまま提供できるよう倉庫や問屋に在庫を多く保管してもらうなどの対策しているという。値上げに加え猛暑による野菜の高騰もあり、福島のスーパーではおすすめの野菜としてサトイモ、レンコン、ニンジンあたりが比較的お買い得だとしている。イオンはプライベートブランド「トップバリュ」の冷凍食品・台所用品など60品目を値下げ、多くの品目で価格を現状維持すると発表した。世界の企業にオーディションすると30の企業が手を挙げたとのこと。170アイテムの価格を見直したニトリではシーツは500円引き、枕が1000円引きとなっている。工夫したのはパッケージの縮小で、物流経費の削減になっているという。帝国データバンクによると、11月の値上げ品目はさほど多くなく値上げラッシュは年末にかけて小休止を迎えるとしている。