「くまもと産業復興エキスポ」の会場の「益城町のグランメッセ熊本」では開会のセレモニーが行われた。「くまもと産業復興エキスポ」は9年前の熊本地震からの復興状況や、TSMCの進出などで活気づく県内産業の最新の技術などを紹介しようと、去年から県が開き。今回は県内外から約270の企業などが出展している。菊陽町にあるTSMCの工場の運営会社「JASM」もブースを設け、高校生などに会社がもつ最先端の技術や、製造に欠かせない地下水をリサイクルする取り組みなどを紹介している。また、県内の中小企業など23社が半導体産業での受注拡大を目指すグループ「MIKI−500」のブースでは、金属製品などの工場の様子をVR=バーチャルリアリティーで体験することができる。会場ではこのほか、台湾の企業や大学も出展していて、来場した人たちはそれぞれのブースで説明に聞き入っていた。この催しはあすまでの2日間開かれ、県は1万人の来場を見込んでいるという。