岩手県のポツンと一軒家を訪れ、主の徳雄さんトミさん夫婦に話を聞いた。2人はお見合い結婚で、結婚式は実家で挙げた。トミさんは東京の紡績工場に集団就職したが、都会の生活が合わずに帰郷した。山の生活が快適なためポツンと一軒家に不満はないという。玄関の隣には手押し井戸ポンプがあった。井戸水が生活用水で、93年前に掘削したもの。母屋の勝手口の隣には元牛小屋があった。酪農は乳牛2頭で始め、5頭になったときに搾乳機を導入した。子牛が生まれると12頭になったが夫婦2人で作業していた。
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