今回はGW前にやっておきたい「からだのメンテナンス」。解説してくれるのは内科医でもある工藤あきさん。ポイントは「暑熱順化」「NG行為」「免疫力アップ」の3つ。熱中症対策を始める人の殆どが6月から7月。去年の熱中症による救急搬送状況をみるとGWの時期にはすでに700人近くが運ばれた。環境省・気象庁は23日から熱中症警戒アラートを運用開始。「暑熱順化」は暑さに体が慣れること。1~2週間かかる。暑熱順化前の体は体の熱を逃がす量が少なく、体温上昇もしやすい。また汗に含まれる塩分が多い。自然に任せると体への負担が大きくなるので意識して「暑熱順化」していくことで体への負担を減らしていく。有効な対策は適度な運動、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、入浴。じんわり汗を掻く程度がベスト。7秒でできるエクササイズを紹介。背筋と両手を伸ばし7秒かけてゆっくり座る。座ったら1秒で立ち上がる。これを1日10回。暑い時のNG行為は、塩分を取らずに大量の水を飲むこと。水だけを補給すると血液中のナトリウム濃度が薄まり、濃度を保つために水分を尿として排出してしまう。暑くなってきたら半袖はNG。過度に日焼けすると熱がこもり逃げづらくなってしまう。今の時期は免疫力が下がりやすくなっている。