北海道稚内市の歓楽街「オレンジ通り」で出会った表迫(おもてざこ)あやこさん(43歳)の家までついて行った。昼は家畜人工授精師として働いている。牛・豚・馬などの人工授精や受精卵移植を行うプロフェッショナルで国家資格。受精卵を移植する道具「移植器」を見せてくれた。より良い遺伝子を持った牛を繁殖するため、家畜の発情を見極め、受精卵を移植する。実際の受精卵移植の様子を映像で紹介。現場の4割は女性だという。部屋には昔から好きだというアガサ・クリスティーの小節があった。出身は天塩町。人口よりも牛が多く、天塩川は北海道で2番、全国でも4番目に長い川だという。酪農学園大学・食品科学科を卒業後、牧場で事務員として働いていたが、2021年に資格を取り、家畜人工授精師になった。和牛には黒毛和牛、褐毛和牛、短角牛、無角牛の4種類ある。短角牛オスの闘牛を見るため岩手を訪れ、その時にお土産で購入したミニタオルがあった。あやこさんは4人の子どものママ。長女19歳、次女17歳、長男15歳、次男12歳。