団地の再開発に伴う人口増加が見込まれている東京狛江市で地域の交通手段を確保しようと自動運転バスを公道で走らせる実証運行が行われた。自動運転バスは今日、大規模団地、多摩川住宅と小田急線和泉多摩川駅の間で運行。原則、運転手はハンドルに触れずに運行した。狛江市では1960年代に建設された大規模団地の再開発が進んでいて2027年度以降人口が2500人程増加する見込みだが、一方で地域の交通手段の確保が課題になっている。本格的な自動運転バスの導入を目指した今回の実証運行。交差点にはカメラやセンサーが設置され歩行者や車の状況をリアルタイムで監視して運行システムに反映するという。途中、道路脇で工事をしていたり路上駐車の車があったりと安全確保のため運転手の手動で走行する場面もあったがおおむね自動で走行を終えたという。狛江市では今月20日と21日に住民を対象にした試乗会を予定していて3年後の実用化を目指したいとしている。