「カレー・オブ・ザ・イヤー2025」。外食カレー店部門「新スパイス欧風カレー提供全店」。2017年頃からスパイス感が強く粘りが弱いスパイスカレーがブームに。一方で旨味・コク・粘りの強い欧風カレーの人気も続いていた。この2つの良いとこ取りとして注目されたのがスパイス欧風カレー。今年はそれがよりスパイシーに進化。新スパイス欧風カレーが誕生した。新スパイス欧風カレー店の群馬・前橋市「月の鐘」の人気No.1は「極上欧風カレー」。スパイスを効かせつつマイルドに仕上げた一品。欧風カレー×バターチキンカレー「2種あいがけカレー」も人気。月の鐘オーナー・林龍男のコメント「なるべく地元を盛り上げたいという気持ちが強いので、カツも群馬県産カツを使い、野菜もなるべく群馬県のもので、地元のもので地元の人に食べてもらって」とこだわりを話した。新スパイス欧風カレーの仕込みの様子を紹介。欧風カレーのベースは玉ねぎ。飴色になるまで炒め、甘さと香ばしさを引き出す。クミンやコリアンダーなど独自配合した20種類のスパイスで辛さとともに複雑な味わいを演出する。甘辛風味の調味料チャツネでカレーのコクを出す。酸味を出すためにトマトピューレを入れたら、牛と豚の旨みが凝縮されたフレークを追加。スパイスの香りも強くなり味もよりスパイシーに。最後に生クリームでとろみをつけたら完成。