普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、国は軟弱地盤のある大浦湾側の埋め立て工事に関する協議を県と重ねてきたが今月18日、「議論は十分行われた」として協議の打ち切りと、今年8月1日以降に大浦湾側で新たな護岸工事などに着手する方針を県に通知。これについて玉城知事は記者会見で、「いまだ協議が調っていない中で工事の着手予定日が一方的に示されたことは遺憾と言わざるを得ない」とし、環境保全対策に関して国に丁寧に確認する必要があると認識を示した上で、「協議が整うまでの間は工事に着手しないよう、沖縄防衛局に引き続き求めていきたい」と述べた。