激しい地上戦で県民の4人に1人が犠牲となった沖縄。日本軍の組織的な戦闘が終わった6月23日を「慰霊の日」としていて、岸田総理や玉城知事らが出席して全戦没者追悼式が行われた。県内各地で慰霊祭が開かれ平和への祈りをささげた。玉城沖縄県知事は「いわゆる『安保三文書』により自衛隊の急激な配備拡張が進められ、悲惨な沖縄戦の記憶と相まって、沖縄県民は強い不安を抱いている」と述べ、岸田総理大臣は「今もなお、沖縄の皆さまには米軍基地の集中等による大きな負担を担っていただいている。政府としてこのことを重く受け止め、負担の軽減に全力を尽くす」と述べた。県内各地で慰霊祭が開かれた。戦後79年の今年、名護市辺野古への基地移設工事は止まらず、石垣島など南西諸島では自衛隊の部隊展開も進んでいる。